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★べとなむ電脳生活日記★ アダルト・アフィリエイトで海外移住♪

エロいサイトのアフィリエイトをしてサイゴンで生活しているフリー浮浪者donkyの暇つぶしに書くブログ!

チェンさんの首

ヤンゴンからプノンペンのアパートに戻って来てしばらくした頃、向かいの部屋に住むオネーチャンがドアをたたくので、何だろう?と思い、ドアを開けるとオネーチャンが興奮した表情で「私は見た!」と言いました。
オネーチャンの用件は、アパートの前で人が撃たれて殺されたのを目撃して、もう一度どうなったのかを見に行きたいのだけど、一人で行くのは怖いので僕に一緒に行って欲しいということでした。
そういえば、オネーチャンが来る少し前に5、6発の銃声が聞こえました。
僕がプノンペンに着出した最初の頃は、毎晩のように銃声が響いていて、置屋からお持ち帰りしたオネーチャンによく「危ないから、銃声が聞こえても窓から顔を出して覗いちゃダメよ!」とか言われたりしていました。
その頃は、だいぶ平和になってきていたのと向かいのオネーチャンはプノンペンに来て日が浅かったこともあり、人が撃たれるのを見たのは始めてのようでした。
仕方がないのでオネーチャンと死体を見に行ったのですが、すでにアパートの前の道路は車も通れない程の人だかりが出来ていました。
オネーチャンの話では、かなりハデに殺された様子でしたが、僕とオネーチャンは殺された人の死体を見るのを諦めて部屋に引き返すことにしました。

そんなことがあったある夜、僕はいつものようにネタを仕入れて帰って来て、一服しようとしていると部屋のドアをドンドンと叩く人がいるので、ドアを開けるとスーツを着た血走った目の知らない男が2人居ました。
2人は中国語で「お前がチェンか?」または「チェンを知らないか?」(中国語なのでよくわからなかったのですが)みたいな事を言ったように思えました。
チェンという単語を何度も言っていることだけはわかりました。
僕は「私は日本人だけど、、、チェンは知らない。」と簡単な英語で言うと、というか中国語がまったく通じないことがわかると、2人の男はあれれっ???みたいな表情で帰って行きました。
僕は、こんな熱い国でビシッとスーツを着た人を久しぶりに見たなァ、と思いました。
それにしても(アパートは夜になると玄関の門が閉まるので、カギを持っているここのアパートの住人以外は入れないはずなのですが、、)2人の男はこんな夜中にどうやってアパートに入って来たんだろう?と思いながら寝ました。

翌朝、目を覚ますと天井でザーザーァと水の流れる音がするので、雨も降ってないのに
何だろうと思い通路に出て見るとアパートの大家さんが屋上に上がりホースで水をまいていました。
向かいのオネーチャンの部屋のドアが開いていたので、オネーチャンに「大家さんがめずらしく屋上の掃除をしてるよ!」と言うと
オネーチャンが「昨夜、チェンがあなたの部屋の上でチャイニーズ・マフィアの殺し屋に首を切られて殺されたのよ」と言いました。
僕が「チェンって僕の隣の部屋に住んでいた中国人?」と聞くと「そうよ、イノ、本当に何も知らないの?」と言いました。
僕はアパートの一番奥の部屋に謎の中国人が住んでいる事は知っていましたが、一度も顔を見たことはありませんでした。
顔を見たことのある向かいの部屋のオネーチャンは「イノに良く似ている」と言ってました。
謎の中国人チェンは、部屋に入ったまま、おそらく入居以来一度も外出することはなかったのではないかと思います。
タマに2階のカンボジア人のオネーチャンが食事を運んで来ているのを見たことがありした。
僕の住んでいたアパートの住人はみんな洗濯モノを自分の部屋の前の通路に干すのが普通でしたが、チェンの部屋の前に洗濯モノも干してあったことも部屋の窓が開いていたこともないので、その頃チェンの部屋はきっと外部の人からは誰も居ない部屋に見えていたのではないかと思います。
向かいのオネーチャンが「今朝早く、カンボジアの警官が沢山来てチェンの首の無い死体をイノの部屋の前を担いで運んで行ったのに全然気付かなかったの?」と言いました。
僕は寝ていて、まったく気づきませんでした。
それで「首無しってチェンの首から上はどこにあったの?」と聞くとオネーチャンは「知らないわ!」と言いました。
大家さんが屋上からホースや掃除道具を持って降りて来たので、大家さんに「チェンの首はどこにあったの?」と聞くと「警察がアパート中を捜したけど見つからなかったよ」と言いました。

そういえば以前、香港ホテルとフィーバー・ホテルが連続して爆破される事件がありました。
後日、使われた爆弾は軍しか持っていないはずの火薬が使われていたという話を聞きました。
その頃、僕は偶然キャピ2に泊まっていて、香港ホテルの爆弾が爆発した時は寝ぼけて、近くにカミナリでも落ちたのかなぁ?と思いました。
爆音で目を覚ました僕はキャピの隣りのネットカフェに行き、「プノンペンあやしい掲示板」にウフフな書き込みをしていると今度はフィーバー・ホテルに仕掛けてあった爆弾が爆発しました。
もちろん、その時は何のことか分からず爆音がしたので外を見るとネットカフェのオネーチャン達の「キャー」と言う叫び声と共に、爆風が土煙を巻き上げて前の通りを駆け抜けていくのが見えました。
また内戦でも始まったのかなぁ?みたいなことを考えながら、お腹がすいたのでツーちゃん食堂に行き、そこで爆破事件を知りました。
香港ホテルに泊まられていた方が「ホテルの従業員に外に出るように言われ、部屋に荷物を置いたままだったから、荷物はみんな吹き飛んじゃった。命があるだけマシだけど。」みたいな話をされていました。
フィーバー・ホテルは対処はなかったのか、宿泊客の何人かが無くなられました。
ご飯を食べた帰りに香港ホテルの裏を通ると爆破で出来たガレキの山で子供達が楽しそうに遊んでいました。
その事件から1週間程してフィーバー・ホテルの近くのレンタルCD屋の屋根に爆破で吹き飛んだ男性の死体が引っ掛かっているのが見付かったりしました。

それで、大家さんが「チェンの頭が見付からない」と言うので、僕は近所の家の屋根にでも引っ掛かっているんじゃぁないか?と思って見渡して探しましたが”チェンさんの首”はありませんでした。
向かいのオネーチャンが「きっと、チェンを殺したチャイニーズ・マフィアが”チェンの頭”を(戦利品として)持ち帰ったのよ!」と言いました。
  1. 2006/03/05(日) 14:07:34|
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